【Vol3】最近の暑さ

時候の挨拶で「今日は暑いですね~」とか、「めっきり寒くなってきましたね」と言うことも多いと思います。

ただ、最近の任地・ドンラム村では「Nong qua!!」(暑すぎる!!)しかありえません。

日中の気温は37度、室温は32度、夜でも室温は30度台です。

温度計

感覚的には、近頃の日本で「危険!熱中症に注意!」テレビテロップに出る真夏の日のような感覚です。

余談ですが、お盆の季節、夏の甲子園を見ながらクーラーの効いた部屋でソファーに寝転がって食べるハーゲンダッツって、幸せのひとつの形ですよね。「よーやるわ」と高校球児を見ながらなぜか関西弁でつぶやく、あの感じ。

しかし私は青年海外協力隊。村に来た日本人からは「よーやるわ」と言われる立場。熱風が吹きすさび、バイクに乗りながらでも息苦しくなるほどの気候です。

村人は、朝と夕方にちょっとだけ働き、あとはひたすらハンモックに転がったり、床に転がったりして、やり過ごしています。

僕も少しずつ慣れてきたとはいえ、そこはゆとり直前世代。やっぱりクーラーが恋しいのです。職場の近くにある携帯電話ショップはクーラーがガンガンに効いているので、お昼時はここで30分ほど休憩するのが日課になっています。

そんな中、高校生は卒業シーズン。ホームステイ先で昼寝をしていると、若者がたくさん来ました。始まったのは水風船のぶつけ合い。最後の思い出作りなのか、ただ水を掛け合っているだけなのに、とても楽しそう。最初はほほえましく見守っていましたが、最後には参加しました。水といっても水道管も熱されているのでぬるま湯でしたが、ともかく楽しかった。村の近くには大学がないので、みんな卒業後は働くか、ハノイの大学に行くことになります。別れのシーズン。全力で青春を楽しむ姿は、日本もベトナムも一緒ですね。水