協力隊関連

【Vol181】活動を続ける上でのコツ

2年間の任期満了まで、あと1ヵ月半ほど。活動を進めていくうちに、仕事をうまく進めていく上でいくつかコツがあることがわかったので、書き留めておきたい。 ・外国語でケンカするな 以前書いた記事の通り。特に、相手の母国語でケンカしてプラスになること…

【Vol172】訓練から2年

7/10というのは私にとって特別な日である。2014年、平成26年度2次隊の派遣前訓練が始まった日。200人近くのボランティア候補生(シニアも含む)と共に、70日間におよぶ共同生活を送った。1日あたりおよそ6時間のベトナム語の授業と、5時間の自習。あれだけ自…

【Vol154】協力隊候補生に告ぐ:あなたは誠実な人ですか?

私は2014年の夏に、福島県二本松市のJICAトレーニングセンターで行われた70日の訓練を修了し、任地ベトナム・ドンラム村に派遣となった。派遣前訓練とは100人以上の隊員候補生が共同生活を営み、語学や体力作りを中心とした研修を行うものだ。みんな人を助け…

【Vol143】JICAに3年いると○×になる!?

JICAに関わるようになって疑問に思うことのひとつに、経費申請が挙げられる。調整員(JICA職員)からは、ふた言目には「公費を使っているのだから・・適切に・・」と言われる。確かにその通りなのだが、一方では手続き論ばかりにこだわって、正当な手続きを踏…

【Vol131】ついに春募集開始!青年海外協力隊員

「あなた、苦労したでしょう。あまりそんな気配を見せないけど、すごいと思うわ」 先日、村を案内した時、日本人の年配の女性からこう誉められた。 村人から声をかけられ、コミュニティの一員として認められていることから、そう思ってくれたらしい。ありが…

【Vol126】少年マンガから学べることもある!?

ご存じ、ドラゴンボール。少年悟飯がピッコロに連れられ、荒野に置き去りにされるシーン。最初は厳しい環境に恐れおののき、「ベッドは?毛布は?お風呂は?」と嘆いていたおぼっちゃま悟飯が、6カ月経つとすっかりたくましくなっている。このシーンが、青年…

【Vol124】日本に帰ったら、こんなことをしたい!

青年海外協力隊員にとって、自由に日本に帰ることができないのは、精神的、肉体的に、かなりの制約である。規約上、2年に1度しか帰ることはできないのだ。休暇を取っても日本に帰れないというのは、いろいろな意味でどうかと思うが、ここでは触れない。 私は…

【Vol123】現地語で仕事をするということ

なんどか書いてきたとおり、私の活動においてのポイントのひとつに、ベトナム語の習得が挙げられる。JICA職員の間では、ベトナム北部ほど英語が通じにくい地域は、世界でもまれだと言う評判だ。アセアンに限っても、シンガポール、フィリピンは言うに及ばず…

【Vol119】震災支援の恩返しでODA?あなたはどう思いますか。

2年前の夏、福島県二本松市で訓練生活を送っているとき、外務省官僚が来て、私たち青年海外協力隊員に対し、こんな話をした。 「我々は、東日本大震災でたくさんの国から援助を受けました。日本はこれから、その恩返しをしなければなりません」 彼は、ODAは…

【Vol101】ベトナム人の不思議なところ・・いい加減なだけじゃない!?

特に決まった仕事がない日は、バイクで任地・ドンラム村を巡回します。お宅にお邪魔してお茶を飲んだりして、何気ない話から仕事のチャンスが生まれたりするので、コミュニティ開発隊員にとっては、これも大事な仕事です。 さて先日、そんな巡回中に訪れた生…

この1年でこれをやろう!そして帰国後は・・。

2016年が始まりました。残り任期は9カ月。残り任期でやりたいこと、帰国後の進路についても、少しずつ書いていきます。 活動については、生茶クッキー支援に引き続き、絵はがきプロジェクトを進めています。準備は進んでいますが、流通や現金化については、…

【Vol97】協力隊への応募を考えている人へ・・「説得」はやめよう!

2016年がはじまりました。転機の2014年、飛躍の2015年を経て、どんな2016年になっていくのでしょうか。楽しみです。 先日、60代の方々とお話する機会がありました。私の話を興味深く聞いてくれたものの、やはり「会社を辞めることはリスキー」という価値観は…

【Vol95】異文化適応のその先に・・

もうすぐ1年が終わろうとしています。この1年は、私にとって飛躍の年となりました。 昨年、2014年は転機の年でした。新卒で入社して7年間勤めた会社を辞め、70日間に及ぶ派遣前訓練を経て、青年海外協力隊員としてハノイ近郊・ドンラム村に派遣されました。…

【Vol88】退社するにあたって必要なこと

ずっと不思議に思っていたことのひとつに、最近「ソーラン節」が世界中で妙に流行っていることだ。といっても地元の人に流行っているというよりも、日本関係のイベントがあると、なぜかソーラン節を披露する時間が設けられていることが多い。元気はあるけど…

【Vol87】どうして青年海外協力隊員になったのか?

「どうして青年海外協力隊員になったのか?」という質問をされることは多いのだが、そのときどきによって答えは変わってしまう。答えを聞いた相手もなんとなく納得したふうなのだが、どこかしっくりとこない。不思議に思っていたが、ある本を読んで考えが変…

【Vol85】海外生活における日本人との付き合い方

ベトナムには「隊員ドミトリー」がありません。隊員ドミトリーとは、首都にある青年海外協力隊員専用の宿泊施設のことです。安全かつ安価で、洗濯機やパソコンが整備され、日本語の本やゲームがあるドミトリーもあるようです。居心地のいい空間であるため、…

【vol78】何かができない理由を「年齢」にしないほうがいい

ベトナム首都ハノイ近郊、ドンラムで村人してます。青年海外協力隊員のminamiです。現在、掃除機と洗濯機(脱水機)を探しています。読者の方でハノイ周辺で譲って下さる、売ってくださるという方、letteraamoroso@hotmail.comまで、連絡いただけると助かり…

【vol75】1年経って、改めて振り返り。

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【vol74】ベトナム語の復習~漢越語編~

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【vol70】偉大なる前任者にお会いしました!

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【vol62】ベトナム語は漢字に置き換えられる!勉強してみませんか?

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【vol55】爆買い日本人、ハノイに来たる~コンパ編~

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【vol48】あと1年で、なにする?どうする?

ベトナム首都ハノイ近郊、ドンラムで村人してます。青年海外協力隊員のminamiです。さて、任期満了まで、1年を切りました。 今日は、これから残された時間で実現したいことを少しずつ、まとめてみます。 前提として、帰国後には再就職という課題が待っていま…

【vol47】1年経過!ワーイワーイ

ベトナム首都ハノイ近郊、ドンラムで村人してます。青年海外協力隊員のminamiです。日本を発ち、丸1年が経過しました。いろいろなことがありましたが、来てよかったなあと思っています。その理由はなんでしょうか。いくつか考えてみます。 1.タフになった …

【vol28】クラウドファウンディングに対する違和感

青年海外協力隊でボランティアしていると自己紹介すると、たまに誉められることがある。 「偉いね。困っている人のために、わざわざベトナムでボランティアするなんて」と。 自分で意識したことはあまりないが、困っている人を助けたい、という気持ちを強く…

【vol27】青年海外協力隊に参加するにはいつの時期がベストか?

協力隊に興味があるんです という大学3年生から連絡をもらった。ハノイの大学に交換留学で来ているそうだ。 彼女は一般企業や国際機関での就職を考えていて、キャリアのひとつとして、協力隊という選択肢を考えているという。 会ってみると、ごく普通のかわ…

【vol23】コミュニケーション

日本は3連休だそうですね。梅雨が明けて、暑いのかな。 さて、先日ハノイに行ったとき、先輩隊員とタクシーに同乗して、村に帰った。 彼は、ドンラム村よりさらに10キロほど西に向かったバビ(牛乳がおいしい高原だ)というところで、障害児センターの先生を…

【vol19】支援についての考え

今日は朝から村をブラブラしていた。ちょっと家を訪問したり、子どもたちと遊んだり・・。 そんなとき、日本人の団体と会った。 20人ほどで、ツアーで来たらしい。 ちょっと話しかけ、日本がドンラム村を支援していると聞くと、とてもびっくりしていた。 残…

【vol17】訓練所の思い出

訓練所に入所して、1年近くが経つ。 そこで70日間、ひと夏を過ごした。 あれほど勉強した記憶はないし、大げさに表現すれば、あれほど生きることに集中した日々もない。 今日は少しだけ、記憶をたどり、訓練所での1日を紹介してみたい。 日曜日を除き、朝…