【Vol126】少年マンガから学べることもある!?
ご存じ、ドラゴンボール。少年悟飯がピッコロに連れられ、荒野に置き去りにされるシーン。最初は厳しい環境に恐れおののき、「ベッドは?毛布は?お風呂は?」と嘆いていたおぼっちゃま悟飯が、6カ月経つとすっかりたくましくなっている。このシーンが、青年海外協力隊にとてもよく似ているなと思った。私も赴任当初は「クーラーは?洋式トイレは?温水シャワーは?」と嘆いていた。そんな環境に適応すること、自分の限界を知ることは荒療治ではあるが、高い確率で成長することは間違いない。逆にいえば、このシーンにピンとこないような隊員生活では、貴重な機会を逸している。そう言えるかもしれない。ただ生きることが、自分の居場所を確立させることが、どれほど大変で、また楽しいことなのか。人生の中で2年くらいは、体験できてよかった。
こちらはスラムダンクから、ピンときたシーン。強敵と闘う前に、安西監督がチームメートを、この言葉とともに送り出す。後のことは考えず、自分のすべてを、コートに置いてくる。青年海外協力隊員も同じだ。機材やお金はない。技術、情熱、語学力だけを武器に、自分のすべてを任地に置いてくる。私は一生分といっていいほど、任地で汗をかいてきた。あとのこと、帰国後のことを考える余裕は、ほとんどない。自分のすべてを、この任地につぎ込んでいる。そんな生活を認めてくれる人もいるし、くれない人もいる。でも、人に認めてもらうためにやっているわけではなく、自分が好きだからやっている。少しでも共感してくれる人がいるならば、それは素晴らしいことだろう。
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どちらも、少年時代に初めて読んでから、20年の年月が経過しています。大人になって、改めて意味が理解できることもあるんですね。たくさんの方に読んでいただけると励みになるので、ぜひクリックをお願いします。ご意見ご感想や、ドンラム村に行きたい!minamiに会いたい!という人がいたら、お気軽にletteraamoroso@hotmail.comまで。メール待ってます。
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