【Vol10】任国外旅行(タイ・プーケットマラソン)

1週間ぶりの投稿になります。

ベトナムに来て初めて、外国に行きました。

今回はいわゆる任国外旅行と呼ばれる制度を使い、タイに。

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バンコク駅ナカにあるマックに驚く。

バンコクは都会で、ああ、東京に帰りたいな、と思った。地元愛があって、地元出身の人同士でワイワイやっている姿をうらやましく思うこともあるけれども、僕の帰りたい場所は日本の、それも東京。東京の街は人々の欲望に答えすぎるような側面はあるけれども、欲望をすべて受け止める潔さというのも、ある意味ではある。

その後移動して、タイ・プーケットラソンに出ました。種目はハーフマラソン、距離21.9キロ。

やっている最中は、本当に後悔の連続で、永遠にこの坂道が続くのかと思ったり、もうリタイヤボタンがあったら押したいと真剣に考えていたけれども、完走した後は「あそこが課題だな」「次はここをこうしよう」と考えているからとても不思議。

任地での生活はきついこともあるけれども、約2時間30分を走り続けることのできる何かが自分の中にある、という事実を確かめることができただけでも、時間とお金をかけてわざわざ外国まで行ったかいがありました。大げさな話だけれど、自分のこれまでの人生を肯定できた気がして、それをこれからも大事に続けていきたいと思う。

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完走直後。

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いっしょに出てくれた、タイ隊員のオカモトくんとユーコちゃん。

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海と夕焼けのない人生は、肉のない肉まんのようなものだ。

いくら立場があっても、収入があっても、スポーツというフィジカルなものに対峙すると、裸のその人が見えてくる。別の言い方で言うと、裸の自分がさらされる。ぶざまかもしれない。うまくいかないこと、納得のいかないことのほうが多いくらいだろう。でもそれが自分の実力で、こんなにも弱く、たまに強い自分を知るには、体を動かすことが一番だと思う。

自分が理屈っぽいから思うことだけれども、頭ではなく、体も使って考えることを意識的にしないと、頭の中の自分(理屈)と現実の自分(フィジカル)とのずれが生まれ、途方もない頭でっかちになってしまう。

弱い自分をさらすこと、その上で、強い自分になろうともがくこと。レベルはともかく、スポーツをやっている人は素敵だと思うし、僕はやり続けたい。