【Vol11】ドンラム村への行き方

ドンラム村ってどう行くの?という声をいただきました。

いま、日本でもっともドンラム村の交通に詳しい私が、ご案内します。

 

ドンラム村への交通は、ほぼ100%、ハノイ市内が起点となります。

バスはニンビンからも出ているし、ノイバイ空港からタクシーでも来られます(約1時間、50万ドン)が、ほとんどの人はハノイから行き来するでしょう。

 

位置関係的には、ハノイの中心部、ホアンキエム湖から西に約50キロ、キムマー通りから約45キロ、インドチャイナ(カウザイ)から約45キロと考えれば、おおよそ間違いはありません。

 

さて、ハノイからドンラム村への行き方は、おおよそ3通りあります。

 

①タクシー

②バス

③バイク

 

このうち③バイクは、私は経験がありません。ですが、地元の人はよくバイクで行ったり来たりしています。ひたすら32号線を西にいくだけですので、道には迷わないでしょう。

 

さて、続いて①タクシーについて。タクシーだと、およそ1時間~1時間半、メーターで40万ドン~55万ドンといったところでしょうか。最近、スアントゥイ通り(インドチャイナ)をタクシーが通れなくなっているので、メーターだと遠回りすることになるかもしれません。

一番ラクですが、やはり遠いので、タクシーの運転手が嫌がったり、道が分からなかったりする場合があります。反応が怪しかったら、素直に違うタクシーにしましょう。

ちょっと裏ワザですが、私はよく、行きつけの運転手に頼んでいます。けっこうな数のタクシー運転手がドンラム村や隣町のソンタイに住み、そこからハノイに出稼ぎに行っているので、帰るついでに乗せてもらうことができれば、30万ドン程度で村に行けます。

 

50万ドン程度をパッと出せる人、あるいは運転手を抱えているお金持ちならば、ここから先は関係ありません。

ドンラム村に行きたい、でもお金は節約したい、という人のために、②バスがあります。

 

バスで行くには、2通りあります。

 

1つ目は、まずカウザイ(Cau giay)バスターミナルに行きます。キムマー通りの少し西側です。

 

大きいバス停なので、バス停が2つに分かれています。20番が記載されているほうのバス停で待ってください。

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そこから、20Bのバスに乗ります。ソンタイ(Son tay)行きです。9000ドン。20-30分に1本、夜8時くらいまであるようです。

学生がいる季節、時間帯によっては、メチャメチャ混みます。学生たちに混じって飛び乗らなければならないほど。


朝の銀座線を超えるくらいのすさまじい席争奪戦になります。もっとも、ラッシュ時間のみなので、観光で休日の朝に訪れる分には、それほど混まないでしょう。

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1時間ほど乗ると、終点のソンタイバスターミナルに着きます。

ソンタイバスターミナルからドンラム村までは約7キロ。降りるとセオム(バイクタクシー)の兄ちゃんたちがやたらと勧誘してきます。セオムは嫌だ、という人は、タクシーだと15分、8万ドン程度です。ドンラム村のモンフー門(Cong Mong phu lang co Duong lam)と指示してください。20番Bのバス+タクシーで計109,000ドン。これがコスパがいい方法です。

 

ちょっと上級者用ですが、そこからさらにバスで村に行く方法もあります。ソンタイバスターミナルを出て、右手に200mほど直進すると、国道32号線に出ます。32号線を渡って、バスを待ってください。

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携帯電話ショップが目印。

 

32号線には70番のバス(後述)やもぐりのバスがたくさん走っているので、そこから村に直接、行けます(Cong Mong phu lang co Duong lam)、1万ドンです。もうだいぶ田舎だからなのか、バス停でなくとも、手をあげれば止まってくれます。20番Bのバス+70番のバスで計19,000ドン。ドンラムのバス停から村の入り口まで、700mほど歩きます。これが一番安いです。

 

バスでの行き方は、もう1つあります。

ハノイでコウザイの更に西、インドチャイナの斜め向かい側。交差点を渡ったバス停に行きます。

 

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バス停。たくさん人がいます。

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インドチャイナを臨む。

 

そこはハノイの西端です。前述のように、20Bのバスも通りますが、そこで70番のバスに乗れたならば、ソンタイを経由することなく、村に直行できます。25,000ドン。ただし70番は市内のバスのように洗練?されておらず、車体もガタガタで、車掌のマナーも悪いです。ボッてくる車掌もいるので、気をつけましょう。

 

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態度の悪い車掌。ハコモノじゃなく、こういうサービス改善にODA使ってほしい。

 

また、このバス停では、もぐりのバスやタクシーがたくさん走っています。もぐりといっても、一目でわかるものから、正規のものに似せてあるものまで様々。しかし、そこは治安のよいベトナム。誘拐されたり、強盗にあったりすることはまずありません。ですがボラれたり、いつまでも発車しない(満車になるまで待つ)こともあります。ボーっと突っ立っていると勧誘されます。もぐりバスは正規バスと同じく25,000ドン、もぐりタクシーは12万ドン程度が相場のようです。

 

いかがでしょうか。片言のベトナム語は話せるけれど、ちょっと不安という方には、カウザイから20Bでソンタイまで行き、そこからタクシーかセオムという方法をお勧めします。コスパがいいです。もしくはインドチャイナから70番で直通、あるいはもぐりタクシーもラクなのですが、そもそも市内中心部からインドチャイナまでがけっこう遠いので、インドチャイナ周辺に住んでいる人にはお勧めです。

 

以上、ドンラム村への行き方でした。ぜひ来てくださいね!

時間があえば、素人ガイドもします。letteraamoroso@hotmai.comまで、メールください。