【vol31】ドンラム村を案内しました
9/2は建国記念日でベトナムは休日。たくさんの観光客がドンラム村を訪れた。
駐車場を見ると、100台近くのバイクが停まっていた。
観光客が増えるのは嬉しいけど、今の管理事務所の態勢では、うまくマネジメントできないだろう。
遅かれ早かれ、何らかの不満が住民の間で高まって、問題が勃発する気がする。
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当日、10キロほど離れたバビというところから、N隊員や彼の友人が遊びに来てくれた。
遠方(でもないけど)から訪ねてきてくれるのは、やはり嬉しい。
案内をしていて思ったが、やはりこの村はガイドがいないと楽しめない。道もわかりにくいし、標識もない。
そこがまたおもしろいところでもあるのだが、一般的には難易度が高いだろう。ましてや日本人にとっては。
だから、管理事務所が外国語のできるガイドを雇うなりして、観光客がドンラム村でお金を落とすような仕組みを作り、地元の雇用に貢献する形が望ましい。
実際、ドンラム村出身で英語や日本語を話せる若い人に話を聞くと、できればドンラム村で働きたいという。
しかし、ドンラム村には外国語を話せる人材の雇用の受け皿が存在しない。
ドンラム村出身、ハノイに住む英語科専攻の大学生。彼女もそのひとり。
ニーズがあり、人材がいるのに、行政が活かしきれていない。もったいない話ではないだろうか。
企業やビジネスにとって絶対的な善は、良質の雇用を生むことにある。
私の前職では、そのような考えを叩きこまれたため、JICAの考え方、いいものを作って(修復して)それで上がり、という村に対する支援に違和感を覚える。
いい経済のサイクルを作ると、永続的に雇用が生まれ、生活水準が上がるのだから、まずは国際協力であっても、どうやって雇用を生みだすのか、施策を考えた上で支援を決めた方がいいのではないだろうか。ボランティアとしては、歯がゆい限りである。
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なにはともあれ、楽しい1日でした。
時間があれば、観光案内もやっています。
ハノイにいて、半日時間があるっていう方は、メールくださいね。
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