【vol49】スターロータスさん来村!~お土産開発編~
ベトナム首都ハノイ近郊、ドンラムで村人してます。青年海外協力隊員のminamiです。
現在、掃除機と洗濯機を猛烈に欲しています。読者の方でハノイ周辺で譲って下さる、売ってくださるという方、letteraamoroso@hotmail.comまで、連絡いただけると助かります。村人minamiに、文明の利器をぜひ!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
さて、先日、ドンラム村の商品を扱ってくれているハノイにあるお土産物屋、スターロータスさんが村に来て下さいました。ここは村出身の大学生がアルバイトをしていることもあり、大事な取引先です。
今回の目的は、「新商品の開発」(記事参照)です。
新しいお菓子の詳細はまだ明かせないのですが、「お酒のつまみにぴったり!」をコンセプトに、味を調節しました。
動きがあったら当ブログで報告しますので、楽しみに待っていてくださいね!
生茶クッキーの茶葉の生産地にて。村で採れた茶葉を100%使用しています。
また今回の活動では、配属先をなるべく巻き込むことを意識しました。具体的には、生産者を訪問するときに同行してもらったり、所長との会談をセットしたり。
そしてそれらの試みは、これまでの私の活動とは少し違ったものとなりました。
私の配属先であるドンラム村遺跡保存管理事務所は、村の観光開発にはまったくといっていいほど関わっておらず、最初はその現実を受け止めるのに必死で、反発もしていました(参考記事)。
そのため、当初私は「あんな奴らは関係ない!」とばかりにほとんど配属先を無視した活動をしていたのです。
私が短期の隊員(1年程度)ならばそれで突っ走ることもできましたが、やはり2年ということを考えると、彼らを変えることは難しくとも、良好な関係は築いておきたい。ましてやこれまでの先輩隊員とは違い、JICAの村に対する支援は終了しており(=JICA関連の仕事はほとんどない)、建築隊員のカモさん(参考記事)が帰国したいま、配属先に隊員は私1人だけです。
そこで今回、同行や会談という形をとったのです。
正直、そういうことをしたからといって、売上が上がるわけでもなく、新しいアイディアが出てくるわけでもない。その瞬間だけを見れば、あまり意味のない行為です。
お客様との対応だけでも大変なのに、配属先に足を引っ張られる(約束の時間に遅れてくるのは当たり前)のは疲れるし、「やってられない!」と思うことも確かです。
それでも現実は現実として受け止め、その上であえて配属先を巻き込み、花を持たせてあげることで、仕事のしやすい環境を整えていく。そのほうが長期的に見て活動がしやすくなるのではないか。
任地や配属先に慣れてきた2年目だからこそできる、新たな試みです。
状況に不満をぶつけるだけでは、何も始まらない。この状況を楽しむとまではいきませんが、いかにこの状況を利用して、笑顔の多い日々にしていくか。そこを意識し、あと1年がんばります。
私の上司である、所長との会談の様子。
↓おもしろいことに、会談の席で所長は「同胞minamiは、我が事務所の観光課職員と協力して・・」を枕詞に、演説をしていました。アポイントに遅刻しておいて協力も何もないだろうと思いましたが、筋を通す、トップに話を通しておく、といったメンツを考慮した仕事の進め方がベトナムでは大事なんだな、と改めて思った次第です。たくさんの方に読んでいただけると励みになるので、ぜひクリックをお願いします。