【vol73】新商品開発&ドンラム村フェアのお知らせ

ベトナム首都ハノイ近郊、ドンラムで村人してます。青年海外協力隊員のminamiです。

現在、掃除機と洗濯機(脱水機)を探しています。読者の方でハノイ周辺で譲って下さる、売ってくださるという方、letteraamoroso@hotmail.comまで、連絡いただけると助かります。

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何度かこのブログでも紹介している、スターロータスさん。ハノイにある、人気のお土産物屋です。ドンラム村の商品を各種取り扱って下さっています。そのスターロータスさんが、この度開店して3周年を迎えられました。その記念イベントで、ドンラム村のフェアをして下さいます。私も期間中、お邪魔してドンラム村のPRを行う予定です。ぜひお越しください。

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さて、任地ドンラム村の特産品を引き続き、探している。今のところ、私の活動の柱になっているものはハノイとドンラム村をつなぎ、村人の現金収入につなげること。一番の目玉は生茶クッキーになる。

この度、めでたく新商品が完成することになったので、紹介したい。

塩ピーナッツである。村の特産品であるピーナッツを、塩で炒め、隠し味に地酒を使用している。シンプルだが、おつまみにぴったりだ。これはお土産の需要を見込んだスターロータスさんから商品開発のアイディアをいただき、私が生産者と交渉し、2ヵ月ほどで完成した。当初は味にブレも見られたが、今ではしっかりとした商品に仕上がっている。

ハノイにある潜在的な需要を、村で掴まえて現金化につなげる。この仕事はそれほど苦労はしていないが、だからこそ成功パターンが見えてきた。

ここで仕事をしていると、たまに日本人旅行者から、こう言われることがある。

「帰ってから就職活動大変でしょ?でもいまは求人も増えてきているみたいだから、きっと大丈夫だね」

・・その場では「ええまあ、そうですね」とやり過ごすのだが、この「人が出す求人に左右される」発想そのものが前時代的で、危険なものだと思う。例えば、私が新卒で就職した2007年は景気はよく、同級生のほとんどが大手企業に入社していった。一方、私の弟(2010年入社)はリーマンショックの影響をもろに受け、厳しい活動を強いられた。たかだか2-3年の時期の違いで、難易度が全然違ってくる。新卒を例に出したが、良くも悪くも、これが日本の現実だ。

ならば、発想を変えたほうがいい。

気まぐれな景気に左右されるのではなく「需要を自分ですくい上げ、供給できる人間になる」ことを目指したほうがいい。

もちろん、会社という組織体は強固なものだし、定期的なサラリーや安定した立場は避けがたい魅力である。しかし、サラリーマンを長くやっていると、会社から言われた仕事だけをこなすことだけになってしまいがちだ。なぜなら大企業になればなるほど固定した売上があり、新たなチャレンジをするのに超えるべきハードルが多くあるからだ。例えば、私が勤めていた会社では海外進出を狙ってマーケット調査や視察を繰り返していたが、スタートして2年半経った退職時でもいまだにどこに進出すべきか、決められなかった。当然、2年前のデータは古くなっているので、また改めて調査をし直すことになる。バブルのときに安易に進出して損を出した後遺症なのだろうが、あまりのスピード感のなさに驚いた。そんな会社ばかりではないと思うが、自分で需要がどこにあるのかを探して思考錯誤するクセが、サラリーマンだと鈍くなる可能性がある。

しかし村にいると、自分で仕事を見つけざるを得ない。青年海外協力隊に参加するメリットとして、タフになるとか語学力が身につくとか言われるが、特にコミュニティ開発隊員は「自分で仕事や居場所を創り出す」というチャレンジができることが最大のメリットだと思う。産みの苦しみは相当なものだが、乗り越えたあとには見える世界が違ってくる。

ブログ2

塩ピーナッツ。パッケージのイラストがかわいいですね。

ブログ

打ち合わせに参加するドンラム村出身のアインちゃん。

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生産者のバオさん。私の元ホームステイ先です。

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