【vol77】ドンラム特産品フェアをハノイで開催しました!

ベトナム首都ハノイ近郊、ドンラムで村人してます。青年海外協力隊員のminamiです。

現在、掃除機と洗濯機(脱水機)を探しています。読者の方でハノイ周辺で譲って下さる、売ってくださるという方、letteraamoroso@hotmail.comまで、連絡いただけると助かります。

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ドンラム村には、魅力のある特産品が多く存在する。しかし、村のお土産物屋さんは整備されていないため、結果的にビジネスチャンスを逸している現状がある。整備された土産物屋を村に用意するのには時間や資本が必要であるため、まずできることとして、私はハノイの小売店に卸すことを考えた。多くの反対を押し切って(一番の反対者はJICAだった)小売店に営業した結果、生茶クッキーを始め、多くの商品をハノイで購入できるようになった。今では生産者が直接、小売店と取引をしていているため、私が帰国した後でも心配はいらない。配属先への技術移転が難しい現状があるため、発想を切り替え、利益を与える仕組みを整えた上で村人に引き継いだというわけだ。

さて、その小売店の中でもお世話になっているのが、スターロータスさん。ドンラム村出身の女子大生がアルバイトをしており、何度かこのブログにも登場している。このたび、スターロータスさんがめでたく開店3周年を迎えられたということで、フェアの一環として、ドンラム村の特産品を何種類か、置いてもらえることになった。私自身も、交流会と銘打って、週末は店舗にお邪魔し、接客のお手伝いをさせていただいた。幸い、多くの人に来店していただけた。来店いただいた方や貴重な機会を与えていただいたスターロータスさんに、この場を借りて感謝したい。

反省点はいくつかある。村にとってはノーリスクでスターロータスさんに置いてもらっているため、私自身に商品を売り切るという覚悟がなかったこと。このブログを含め、事前に告知をしきれなかった。ある意味、行商に来ているわけだから、私自身の認識を今後は改める必要がある。

また、商品についても、パッケージの改善までは手をつけられなかったものが多かった。自分がやりたいこと(want)と顧客の求めること(must)を、できること(can)の範囲内で行うこと。これは思考を整理するための手段だが、特にcanの部分、具体的には語学面でのスキルが、私はまだまだ低い。「ドンラム村における茶葉の歴史とその効能」のヒアリングなんて、ベトナム語で1回聞いただけではわからないから、どうしても夜中に調べざるを得ず、時間と体力を取られてしまった。

店員の女の子との会話の中で、「minamiさんはドンラムとハノイを結ぶ人だね!」と言われた。その通り、ドンラムはハノイと近いため、これを使わない手はない。村の中で縮こまっていても、ビジネス面でやれることは大きくないのだ。このあたりが官僚や学者にはわからないから、ドンラム村の発展もいびつなものになっているのだと思う。実際、ハノイで売れるとわかったら、生産者である村人の目の色も変わり、きちんと工夫するようになっている。国際協力にありがちな、ただ「与えるだけの支援」ではなく、商売の「きっかけ」を与えてあげることが大事なのだ。

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↓接客は疲れたけど、時間があっという間に過ぎました。貴重な体験となりました。たくさんの方に読んでいただけると励みになるので、ぜひクリックをお願いします。

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