【Vol94】村人、転職オファーを受ける??
先日、ハノイに大規模コンドミニアムを所有しているベトナム資本の会社から、働かないかというオファーをいただきました。もちろん私は、任期を終えるまでは職を変えるつもりはありません。それでも、なにか役に立てることがあれば・・ということで、休日を使い、話を聞いてきました。
職種は、そのコンドミニアムに入居してくれそうな日本人に対して、賃貸営業をすること。駐在員や日系企業に対して営業をかける。条件は以下の通り。
基本給・・月1,000ドルがミニマムで、経験に応じて交渉。
ボーナス・・実績に応じてインセンティブ。さらにアパートメントが無料提供。
スキル・・日本人が対象なので、日本語ネイティブが条件。職場での共通語は英語なので、コミュニケーションに問題がないレベルの英語力もしくはベトナム語力が必須。
契約期間・・ビザの関係で1年。配偶者がベトナム人だとなおよし。
労働時間・・土日祝休。残業はほぼなし。
その他・・性別、年齢問わない。
友人にいい人がいれば紹介します、と言ってその場は引き取ったのだが、担当者は私に対して、ぜひ一緒に働いてほしいと何度も言ってきた。日本ではかなり労働時間が長そうな職種だが、そこはベトナム。遅くとも6時に帰れるというのは魅力だ。性別、年齢問わないというのも、日本における労働市場の特殊性を逆に示しているようで面白い。2時間ほど話をしたが、最後まで年齢を聞かれることはなかった。
具体的な話は置いておいて、私の生身の実力が月ミニマム1,000ドル+家賃という市場価値を知ることができたのは、とても興味深い出来事だった。さすがに日本で働くよりも少ないだろうが、グローバル市場における私の評価という意味では、リアルな数字に思える。それをボトムにして、さらにスキルをつけ、日本以外でも働ける選択肢を積み重ねていきたい。
日本でしか働けない、もっといえば新卒で入った1つの会社でしか評価されない人というのは、日本にいればいくらでも目にする。日本が豊かだった、私たちの親たちの世代はそれでもいいのだろうが、これからはそうはいかない。大変だが、いたずらに悲観的になるのではなく、そんな時代を楽しく生きぬいていきたい。私は日本が好きだし、できれば日本で働きたいが、何らかの事情で日本で働く環境が整わなかった場合、気軽に国境を飛び越えられる人。日本「だけ」ではなく、日本「でも」働ける人材。それこそがグローバル人材のように思う。
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↓たまに日本人のオジサンに会うと、よくもまあこの意識やスキルでここまで生きてこれたなと思ってビックリすることがあります。もちろん単純に彼らがダメだというわけではありませんが、労働市場で求められるスキルが変わっていることは明白です。たくさんの方に読んでいただけると励みになるので、ぜひクリックをお願いします。ご意見ご感想や、ドンラム村に行きたい!minamiに会いたい!という人がいたら、お気軽にletteraamoroso@hotmail.comまで。メール待ってます。
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