【Vol142】ベトナムは連休中!そのとき村人は・・

ベトナムは連休だが、あまり出歩かずに休養を取っている。といってもむしろそれは精神面。まったくといっていいほど、人と会うことはしていない。その代わりに運動はしていて、この3日間でしっかり20キロラン。ほんの少しずつ、だが確実に、体が変わっている実感がある。これから暑い夏がやってくる。昨年はほとんど何もできず、苦しい日々を過ごしていたから、体力作りは万全に。

加えて読書。キンドルは本当に便利だ。熟読するには紙の本が欲しいところだが、十分に知的好奇心を満たしてくれる。これだと辺境も何もない。ワイファイさえあれば、世界中どこでも変わらない情報を得ることができる。青年海外協力隊の概念もだいぶ変わらざるを得ないだろう。すごい時代だと思う。最近買った本はコチラ。

「本物の英語力」鳥飼玖美子
著者は私の母校、立教大学の教授を務めていて、私も1年生のときに教わったことがある。「Life is short」と繰り返していたのを覚えている。本当にそうだ。

「知性とは何か」佐藤優
反知性主義が世の中に跋扈している。JICA内部にも、知性的でない人が多く存在する。反知性的な人は、基本的に本や新聞を読まない。まとまった文章を読む習慣がないということは、文章を書くスキルが圧倒的に足りないことを意味する。医療系や芸術系など専門職でない人を除き、その人の仕事のレベルを知るためには、書いたメールを1通見ればだいたいわかる。

「右肩下がりの君たちへ」佐藤優
これからの日本は、大幅な経済成長は見込めない。だから、私たちの世代は、当たり前のことを当たり前にしていては、貧困に陥らざるを得ない。当たり前のことを当たり前にするとは、大学を出て、正社員として就職し、まじめに働くということである。もっとも、古市氏は、貧困でもいいじゃない、地元でまったり、たまにイオンに行くくらいの生活ならお金なんて大してかからないし、仲間と仲良くやっていけば・・という考えらしい。イオンねえ。

「闘う頭脳」羽生善治
うまくいかない時期があるとして、不調なのか実力なのか見極める対処法が必要、という話題が興味深かった。ベトナム語の学習においても、初期のころは実力不足だからひたすら学習するしかないのだが、半年くらい経つと、だいぶできたと思ったらできない、できないと思ったら意外とできている、その繰り返しの時期がしばらく続いた。そこで一喜一憂せずに、不調のときは気分転換をしながら勉強を進めていく。それを1年半繰り返すと、私の場合、ベトナム語ができるようになった。

「リーダー論」高橋みなみ
32年も男をやっていると、女社会というものがまったくもって理解できなくなってしまう。しかし、女性と恋愛以外で関わる機会というのは、これからますます増えてくる。そんなめんどくさい?女性をまとめあげた高橋みなみによるリーダー論。しっかり読んでみます。

明日から、日本から友人がやってくる。昨年の来越時にはこのブログの読者からも好評をいただいた上海の富豪、サハラだ。しかし前日(今日)になって突然、せっかくだからラオスにも行きたいと言い出した。

「まだ決めてないんだよね。どうしようかな。飛行機の中で考えるわ」

・・相変わらずのノープランのマイペースだが、それもサハラの面白いところ。再会を楽しみにするとしよう。
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