【Vol159】コミュニティに入り込め!

ここ数日は、パナソニックのリスーピア訪問に向けた準備を進めている。

パナソニックさんとの協議をしつつ、一方で村の子どもや親御さんに声をかけ、行ってみないかと誘う。待ち合わせ、バス代、安全管理・・やることは多い。

配属先から協力を得られていないにも関わらず、独自に活動ができているのは、私がドンラム村に違和感なく入りこめているからだ。「ミナミが誘ってくれるなら、子どもを行かせてやってもいいか」という親御さんの信頼感なくして、この仕事を進めることはできない。

私たちコミュニティ開発隊員にとって、「コミュニティの一員になる」ことは、死活的なまでに重要だ。特別な技術を持っているわけではないため、人と人のつながりを通して仕事を進めていくしかない。

残念ながら、私の配属先:ドンラム村遺跡保存管理事務所はコミュニティに溶け込めていない。いつも村から離れた事務所内でおしゃべりしているだけ。そんな彼らを村人もよく知っていて、相手にしていない。たまに私が上司とされている人物と巡回に行くと、村人から「なんでアイツを連れてきたんだ」と耳打ちされる始末である。

ドンラム村の一員になることと、配属先に受け入れられることがゼロサムに近い形にならざるを得ないことは残念だが、どちらかを選べと言われたら前者になるのが、コミュニティ隊員である。

もっとも、ここはベトナム。結果は気にせず、できる範囲で無理をせず、ストレスをためないことを優先にして、活動を進めていく。いよいよ暑くなってきたしね。

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