【Vol132】どこで髪を切るか、それが問題だ。

海外生活をはじめるにあたって、どこで散髪をするかは意外と重要な問題だ。そんな大した髪型じゃないだろうという意見はもっともだが、本人にとってはけっこう大事なのである。私も最初は、任地で髪を切るのを躊躇していた。けっこう長くなるまで放置していたのだが、数ヶ月もするとローカルの床屋に足を運ぶようになる。

しかし先日、ついに路上床屋デビューを果たした。

場所はハノイの西の端、インドチャイナ。オフィスが併設されている高級マンションで、日本人もたくさん住んでいる。とはいうものの私が行ったのは、そこにテナントとして入っている日系の美容室では、もちろんない。何しろ、日系の美容室なら、20ドルくらいは簡単にかかってしまう。行きつけの床屋ならば3ドルなので、その差は歴然だ。

その近くの路上で、何やらおしゃれ風な若者が10人以上も集まって、路上で髪を切っているのを見かけたのだ。いくらハノイといえども、路上の床屋は、オジサンしかいない。声をかけてみると、ゲアン省の美容専門学校の学生たちが、腕を磨くために上京してきたということだ。研修の一環のためか、なんと無料だという。

タダというのに惹かれ、やってみることにした。

途中、雨が降ってくるが、路上なので関係ない。ずぶ濡れになりながら髪を切られる。生まれて初めての経験だ。もちろん鏡もないので、様子をうかがい知ることもできない。すぐ隣に高級マンションがある路上で、日本人が無料で髪を切ってもらう。なかなかシュールな光景だと思う。それでも、外国人のためか、指導役を務めている先生が切ってくれた。その甲斐があってか、ベトナム色が強いものの、なかなか納得のいく仕上がりになったのだ。

それにしても、ベトナム人は人懐っこい。スカしたところがなく、学生たちも素直でかわいらしかった。

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こんな感じです。おしゃれな美容師さんが真剣な眼差しで仕事をしているが、ここは路上である、

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みんなで記念撮影。ベトナム人のような髪型に仕上がりました。

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タダで喜んでいたのもつかの間、直後にカフェに行ってカバンを開くと、髪の毛がバッサバッサと出てきました。自分のものなのに、けっこう不気味なものですね。たくさんの方に読んでいただけると励みになるので、ぜひクリックをお願いします。ご意見ご感想や、ドンラム村に行きたい!minamiに会いたい!という人がいたら、お気軽にletteraamoroso@hotmail.comまで。メール待ってます。

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